出典:https://www.jpower.co.jp/ir/pdf/250131presentation.pdf
1. 連結決算の概要
- 売上高: 9,589億円(前年同期比 -18億円、-0.2%)
- 営業利益: 1,141億円(前年同期比 +304億円、+36.4%)
- 経常利益: 1,249億円(前年同期比 +401億円、+47.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 796億円(前年同期比 +232億円、+41.3%)

2. 主要セグメントの業績
- 発電事業:
- 売上高: 6,814億円(前年同期比 +438億円、+6.9%)
- 経常利益: 635億円(前年同期比 +464億円、+271.8%)
- 火力発電の運用改善により収支が改善。
- JEPX(日本卸電力取引所)や小売向け販売の粗利増。
- 送変電事業:
- 売上高: 374億円(前年同期比 +14億円、+3.9%)
- 経常利益: 80億円(前年同期比 +2億円、+3.6%)
- 海外事業:
- 売上高: 1,859億円(前年同期比 -295億円、-13.7%)
- 経常利益: 320億円(前年同期比 +89億円、+38.9%)
- 為替評価益の計上などが寄与。
- 電力周辺関連事業・その他の事業:
- 売上高: 541億円(前年同期比 -175億円、-24.5%)
- 経常利益: 215億円(前年同期比 -155億円、-42.0%)
- 豪州炭鉱権益保有子会社の石炭販売価格の低下が影響。

3. 販売電力量
- 国内発電事業:
- 総販売電力量: 487億kWh(前年同期比 +50億kWh、+11.5%)
- 火力発電: 288億kWh(前年同期比 +11億kWh、+4.3%)
- 再生可能エネルギー: 78億kWh(前年同期比 +2億kWh、+2.9%)
- 風力発電: 8億kWh(前年同期比 +1億kWh、+12.9%)
- 海外発電事業:
- 販売電力量: 146億kWh(前年同期比 -16億kWh、-10.1%)

4. 事業戦略と投資
- 再生可能エネルギー:
- 姫路市大塩太陽光発電所(兵庫県)営業運転開始。
- 新南大隅ウインドファーム(鹿児島県)更新計画進行中。
- インドネシアの水力発電事業への参画。
- 火力発電のトランジション:
- GENESIS松島(長崎県)計画進行中:CO2フリー水素発電を目指す。
- CCS(CO₂回収・貯留)事業:
- 九州西部沖でのCO2貯留事業がJOGMEC公募事業に選定。
- マレー半島沖南部CCS事業にも参画。
5. 海外展開
- 米国:
- レフュージオ太陽光発電プロジェクト(375MW)開発中。
- 東南アジア:
- フィリピン、インドネシアの水力発電事業に投資。
- タイでルーフトップソーラーの開発推進。
- オマーン:
- EDFと共同で大規模グリーン水素・アンモニア製造プロジェクトを進行。
6. 業績予想の修正
- 2024年度(2025年3月期)通期予想:
- 売上高: 1兆3,340億円(前回予想比 +290億円)
- 営業利益: 1,130億円(前回予想比 +200億円)
- 経常利益: 1,270億円(前回予想比 +320億円)
- 純利益: 880億円(前回予想比 +240億円)
- 2024年度の配当予想:
- 期末配当: 50円(年間100円)

総括
- 2024年度第3四半期は減収増益。火力発電の収支改善が主因で経常利益が大幅増。
- 発電事業が好調である一方、海外事業の減益や豪州炭鉱権益の影響がマイナス要因。
- 再エネ・水素・CCSなどのトランジション戦略を強化し、持続可能な成長を目指す。
- 2024年度の業績予想は上方修正し、配当予想も維持。
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